章『静止摩擦力と動摩擦力』の締めくくりとして、物理の授業中に先生は生徒たちに校庭で行う実験の設計を依頼しました。実験の目的は、スニーカーの靴底と校庭の敷材との間に働く動摩擦係数を求めることです。創意工夫に富んだ生徒である太郎君は、次のような実験案を提案しました。まず、位置Aから完全に静止した状態でスタートし、直線上を$$10 \mathrm{~m}$$移動して位置Bに到達します。その後、滑り始め、位置Bからさらに5.0 m先の位置Cで停止しました。クラスメートの一人がストップウォッチで計測したところ、A点からB点までの所要時間は$$4.0 \mathrm{~s}$$でした。なお、AからBまでの運動はほぼ等加速度運動であったこと、重力加速度を$$\mathrm{g}=10 \mathrm{~m}/\mathrm{s}^{2}$$と仮定したことから、太郎君は動摩擦係数を以下のように求めました：

章『静止摩擦力と動摩擦力』の締めくくりとして、物理の授業中に先生は生徒たちに校庭で行う実験の設計を依頼しました。実験の目的は、スニーカーの靴底と校庭の敷材との間に働く動摩擦係数を求めることです。創意工夫に富んだ生徒である太郎君は、次のような実験案を提案しました。まず、位置Aから完全に静止した状態でスタートし、直線上を

移動して位置Bに到達します。その後、滑り始め、位置Bからさらに5.0 m先の位置Cで停止しました。クラスメートの一人がストップウォッチで計測したところ、A点からB点までの所要時間は

でした。なお、AからBまでの運動はほぼ等加速度運動であったこと、重力加速度を

と仮定したことから、太郎君は動摩擦係数を以下のように求めました：

に関する質問動力学: 摩擦力

科目物理

物理

出典 Olimpíada Internacional Júnior de Ciências (IJSO)